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とある強化系の魔法使い そのいち

H×H二次創作 とある強化系の魔法使い 始まります。 

禁書目録成分も後々。






リョウマ=ニシオは転生者である。
彼の好むものは、漫画、小説、などの執筆。
 
 
故に、このHUNTER×HUNTERに類似した世界において、彼が習得した能力は、『記憶能力の強化』だった。
文才、描才の類のものは、既に前世から鍛え上げている。
故に望んだ能力は、それを補助する『知識』を収集する能力の強化であり、それを引き出す能力の強化だった。
 
彼の前世には、幾多の素晴らしい作品があった。
彼の能力を使用し、その作品達を現実に書き起こすことは、時間の問題さえ除けば容易なこと。
彼はその作品達を『既に亡くなった作家の作』だとして、販売。
 
その作品達の中には、主にジャポンの人間の心を鷲掴みするものも多く、利益は相当なものとなった。
しかし、彼は『その金は既に亡くなった作家のもの』だとして、孤児院や学校などに全額寄付した。
 
彼の名前は、ジャポンの偉大なる作家として語り継がれていくのだった……
 
 
 
 
 
 
 
 
ところで、何故そんな過去の人間の話をするかと言えば、その作品に影響されて能力を作った人間が居るからである。
その少年の名前は、シュウ=カタギリ。
 
彼はその能力から『魔法使い』の異名で呼ばれ、後にハンター協会の会長に就任するのであった……
 
 
 
 
 
 
『ヤッ! ハッ! タァッ!』
 
 
何人もの白い道着を着た少年少女が型をなぞるのを見て、その師範代は目を細めた。
既に、その少年は未熟ながらも『纏』をやりかけていたからだ。
その少年は道場に通い始めてまだ一年……『念』を習得するには、心が幼すぎた。
だが、既に少年は会得しかけている。
放っておけば、力加減を間違いかねない。
 
故に、その師範代は『纏』のみを教え、試合や組み手の間は『纏』を解除するように言い付けた。
そうすれば、他の門下生と条件は同じ。
誰かが大きな怪我をしたり、精孔が開いてしまうようなことも無いだろう。
その少年が自力で『念』を習得したこと以外は、概ねその思惑通りだった。
 
 
 
 
 
(思った通りだ……これ、操れる)
 
 
その少年の論理展開は以下の通りである。
 
①それは体から噴き出している。
②それは体の表面で留めることが出来る。
③自分のもので、抑えることが出来るなら、操ることが出来るはず。
 
じゃあ発汗を抑えられる人は『汗』を操れるのか、とツッコミたくなる理論だったが、その予測は合っていた。
むしろ何故合ってしまったのか。
 
 
そこは少年の自室である。
本棚には『魔法先生ネギま!』やら『Fate/stay night』といった名作、迷作が揃い踏みだ。
ビジュアルノベルが漫画になったり、小説になったりという変化もあるが、その面白さには何ら変わりは無い。
 
大量の本に囲まれた少年は、色々出来ないかとオーラを弄くり回している。
色々やっている内に、一箇所に集めることが出来ることに、少年は気づいていた。
 
だが、オーラを目に集めようとは少年は考えない。
普通は考えない。誰が目で打撃を放つというのか。
 
 
それでも、『凝』を独自に習得した少年の才能は素晴らしいものである。
少年の考え方がおかしいのだと考えることも出来るが。
 
 
 
そして、更に少年は更なる秘奥へと辿りつく。
抑えることが出来るなら、全く出ないようにすることも可能なはずだと。
『絶』の発見である。
念能力者から見れば、能力者が基本を省みているようにしか見えないのでは、ないだろうか。
 
更に少年は考える。
『纏』は蛇口から出る水をコップに貯めるようなもの。
オーラを抑えるのは、蛇口を捻って水を止めるようなもの。
なら……水の量を増やすことも出来るはずだと。
 
しかし、少年はここで躓いた。
自覚無しに出ているものの量を増やす、というのは先の例でもあったが、汗を自分の意思でかくようなものだ。
寒いのに、汗をかくことが出来るか? ……答えは普通、否である。
こればかりは『纏』を教えてくれた師範代に聞いてみよう、と少年は諦めた。
 
 
その代わりに一晩中『凝』の練習をしていたら、母親に怒られたのは少年だけの秘密である。
 
 
 
 
次の日の師範代の驚愕は、語るまで無いだろう。
『纏』を教えた次の日に、正拳突きの型の最中にオーラを足から手に動かすとか。
試合している最中に、動きに全く関係無い箇所を使って『凝』の練習をしているだとか。
挙句の果てには、『点』の最中に『絶』を披露していた。
 
意味が分からなかったので、とりあえず試合の最中に別のことをしていた点について叱る、という結論に至った。
その師範代も混乱していたのだ。彼を責めないであげて欲しい。
 
 
その後、『練』という言葉は出さなかったが、そのコツを聞きにきた少年を師範代が投げ飛ばしてしまったとしても、それは半ば少年のせいである。
本人は何が悪いのかなど、分からないと思うが。
 
 
そして、少年は『念』を教わり、楔を打ち込まれた。
内容は『絶以外の全ての念能力の使用禁止』
期限は『一時の感情で他人を害する危険が無くなるまで』
 
期限が来たら自分でも分かることだろう、という言葉を信じて、少年は心を鍛えた。
 
 
 
 
 
 
三年の時が過ぎ、少年が庭で型をなぞっていたときのことだった。
 
ふと少年はまるで体が軽くなったように感じた。
その疑問を確信に変える為の『纏』……成功。
少年は諸手を挙げて喜んだ。
 
 
――これでもっと密度の高い修行が出来る。
 
 
……何かがどっかに飛んでいっている少年であった。
 
 
 
ところで話は変わるのだが、少年の年齢は現在13歳である。
そして、武道をやっている関係もあり、少々精神年齢が高い。
皆さんお分かりだろうか? ……そう。中二病まっさかりである。
 
そんな少年が、空想の魔法を実際に使えると分かって、二の足を踏むだろうか?
断言しよう。まず有り得ないと。
 
普通の中学生ならず、中二病患者である。
魔法とか不思議エネルギーなら使いたいに決まっている。
……まぁ、念もある意味不思議エネルギーではあるが、そこは置いておこう。
 
彼はジャポン人としては、普遍的なオタクである。
サブカルチャーを嗜むが、そこまで傾倒しないレベル。
 
 
ちなみにかなり……いや、危ないレベルになると、
『(二次元の人物)のパンツ美味しいお! くんかくんか(ry)』
とか言い出すので、そういう人物には近寄らないことをお勧めする。
 
 
話を戻そう。
彼はファンタジー系のお話が好きだった。
大半がリョウマ=ニシオの言う所の『既に亡くなった作家の作』である。
 
ふと、彼は気づいたのだ。
魔力とか気って、オーラで代用できない? と。
 
 
そこからの彼の『発』の開発はひたすら苦行だった。
勿論、世間の目との戦いである。
 
 
「プラクテ・ピギナル 火よ灯れ《アールデスカット》」
 
 
……これを一日に少なくとも百回。
『魔法先生ネギま!』は多くの人が慣れ親しんでいた作品の為、まだ子供のやることだと思って見てもらえたのは、幸いだったと言えよう。
 
 
そして、それは遂に成就する。
 
 
「火よ灯れ《アールデスカット》!」
 
 
言葉と同時に、指の先に灯る炎。
 
 
 
 
周りの大人達の反応が「私達もやってみよう」だったあたり、ジャポンはもう救えないかもしれない。
 
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junq

Author:junq
愉悦(´・ω・`)


好きな作家は、奈須きのこと西尾維新。
最近は成田良悟も。

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